Wednesday, July 19, 2006



心が疲れて落ち込んだとき、
私はいつもラベンダー畑を思い描いていました。
小さな紫色の花が風に揺れて
芳しい香りを辺り一面に漂わせている様子を思い浮かべると
まるで、荒れ狂う海が静まるように、
心は静けさと平安を取り戻すことができました。



《ラベンダーに恋した21歳の夏》
1953(昭和28)年、21歳の夏のことでした。
私は農村青年仲間と近隣の町村の農業視察に出かけ、
山際のでこぼこする砂利道を自転車で走っていました。
すると、突然、防風林の向こうに広がっている紫色の大地が
目の中に飛びこんできたのです。
私は思わず自転車を停め、その畑に吸い寄せられるように近づいていました。

『わたしのラベンダー物語』 富田忠雄より
この本を読んで、私のラベンダー畑への思いはいっそう強くなりました。
そして、北海道へ旅立ちました。



目の前にパッチワークのような花畑の風景が広がります。



何処までも続く色採々の花達。



まるで美しい絵のような世界です。



斜面に続く”彩りの畑”
訪れる誰もが、感動を覚えずにはいられません。



大自然に抱かれて、時が経つのさえ忘れてしまいます。



ラベンダーを愛し、花達を愛した富田氏の思いは
こうして”大地の祝福”となりました。

どうか、この祝福が永遠に続きますように。

ファーム冨田

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